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ハコレコドットコム株式会社代表取締役CEO山田 圭飛

ハコレコドットコム株式会社 代表取締役CEO 山田 圭飛 氏は、岩見沢市出身。中学時代に函館市移住を決意し、公立はこだて未来大学への進学を機に函館市へ。大学在学中の2005年に学生仲間と「ハコレコドットコム企業組合」を設立し、代表理事に就任しました。2014年には株式会社化し、代表取締役に就任。「Webの力で地域の課題を解決していくこと」を目標に、現在も地域に寄り添った活動を続けています。

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フロントエンドエンジニア木元 郁己

ハコレコドットコム株式会社 フロントエンドエンジニア 木元 郁己 氏は、北海道函館市出身。公立はこだて未来大学を卒業後、2018年にハコレコドットコムへ入社し、エンジニアとして活躍。2022年からマネージャーを担当しています。 大学3年時の千葉県でのインターンを通じて「自分は地元で働きたい」と実感し、先輩の紹介をきっかけに応募。当時は募集がなかったものの、直接電話をして入社の道を切り開きました。 現在はエンジニアリングとマネジメントに携わる一方、ダンスのコーチとして地域の子どもたちの指導にも取り組んでいます。

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フロントエンドエンジニア最上 加奈子

ハコレコドットコム株式会社 フロントエンドエンジニア 最上 加奈子 氏は、富山県出身。2023年にハコレコドットコムへ入社し、エンジニアとして活躍。北海道教育大学 函館校進学をきっかけに函館市へ移住。大学時代から地域団体に所属し、現在もOGとして地域の活動に参加しています。

ハコレコドットコム株式会社は、北海道函館市、札幌市、青森県青森市の3つの拠点を持つフロントエンドを専門とする会社です。人とデジタルをつなぐUI/UXに特化し、地域課題に“触れられる解決策”として形にしている点が特徴です。
ミッションは「Webの力で地域課題を解決する」こと。行政・観光・教育・介護など、身近な地域課題をITの視点でより良くしていくシビックテック事業が特徴の会社です。
2020年には、地域版の持続可能目標「SLGs(Sustainable Local Goals)」を策定し、自分たちで解決可能な17の地域目標を設定。地域に寄り添いながら、より良い未来に向けた取り組みを進めています。
そんなハコレコドットコム株式会社の山田さん、木元さん、最上さんに「創業の背景」や「函館市での暮らし方」、そして「今後の展望」についてお話を伺いました。

中学校の修学旅行で初めて函館市に来たとき、街の雰囲気に惹かれこの街に住もうと決めました。
その後、公立はこだて未来大学に進学し、2005年に研究室で「ハコレコ」というガラケーのクーポンシステムを実証実験するチームに参加しました。実際にやってみると反応が良く、「これはいける」と感じました。
同じ年に学生仲間と「ハコレコドットコム企業組合」を立ち上げ、代表理事になりました。大学の授業から始まった取り組みでしたが、地域の方に支えられ、事業として広がっていきました。2014年に株式会社化し、代表取締役に就任しました。
恩師の公立はこだて未来大学 鈴木 克也教授に「若い人が起業すると地域が活性化する」と言われ、その言葉を信じて踏み出したのが、すべての始まりです。
ビジネス面での函館市の魅力は、クリエイティブな産業が育ちやすい街だという点です。
クリエイティブな人が集まることでイノベーションが生まれる可能性が高まり、それが函館市の強みにもなっていくと良いと思います。地方都市の中でも、函館市は他の県庁所在地クラスの都市に肩を並べられるポテンシャルがあると感じています。今後の地方創生のモデルとなりうる、独自の魅力を持っていると思っています。
もうひとつの魅力は、「函館を好きな人が多い」ということです。
街への想いを持って活動している人が多く、そうした姿勢に共感しますし、自分もその一員でありたいと思うようになりました。
また、市民主導のイベントや取り組みに声をかけていただくことも多く、それが良い時間になっています。
生活面では、雪かきをしなくていいのは助かりますね。
弊社では、学生アルバイトの募集やインターンシップ、新卒採用を積極的に行っています。
学生のうちから仕事の現場感覚を身につけることは、とても大切だと考えています。私自身、学生起業の頃は名刺交換ひとつ満足にできなかった経験があり、そうした実践の場を早くから体験することが将来の力になると思っています。
学生との関わりの中で、彼らの考え方や価値観を知ることができ、それが会社としての採用広報やイベント出展のヒントにもつながっています。
たとえば、2019年まで開催されていた地域イベントの「キッズタウン」や2025年は「子ども博」などにも出展しています。こうした活動は直接採用に結びつくわけではありませんが、子どもや学生に“Webのお仕事”を知ってもらうきっかけになればと考えています。
IT業界といっても範囲は広く、まだ一般には理解されにくい部分もあります。その中で、若い人たちと接していると「地域を良くしたい」という熱意を受け取ることが多々あります。地域の課題はまだまだWebで解決できることがたくさんあるはずですので、「フロントエンド」という領域のポテンシャルをもって伝えていきたいです。こうした取り組みは、地域にいてこそ実感できる特別な感覚だと思います。函館市進出を検討される企業の皆さまにも、ぜひ共にこの悦びを分かち合えたら嬉しいです。
われわれは、地域が抱える課題をテクノロジーで解決する「シビックテック」の考え方を大切にしています。
これは、市民や自治体、民間企業が一体となり、テクノロジーを地域課題の解決のために活用していく取り組みです。
その一環として東京からの進出企業と共同運営しています。
「ワークラボ」は、「働く空間」から生まれる「データ」で「働き方」を変え「働く」に関わる人の幸福度を上げる事を目的としたラボラトリーです。

これまで、函館市電の混雑回避・分散乗車促進や、函館山のオーバーツーリズム対策といった実証実験に取り組んできました。
いずれも首都圏の企業と連携し、われわれがフロントエンド技術開発を担当。函館市役所や地域住民の方々と協働しながら進めてきました。
現在、函館山の取り組みについては実運用が始まっており、観光情報サイト「はこぶら」にも機能として組み込まれています。
これらは、単なる実証実験ではなく、「民間ベースで継続できる仕組み」をつくることを重視しています。函館市に拠点を構えながら、首都圏の企業とコラボレーションできることは、IT技術インフラの恩恵を最大限に活かした好例だと思います。
このような活動は、今後函館市に進出を検討されている企業の皆さんにとっても、無限の可能性を持つ分野だと思います。
また、近年は「ワークラボ函館」にご協力いただける企業も増えており、こうした連携がさらに広がっていくことを願っています。

函館市出身で、公立はこだて未来大学3年生のときに首都圏でインターンを経験しましたが、都会での生活が自分には合わないと感じ、地元・函館市で働きたいと思うようになりました。
当時はIT企業の選択肢が少なかったのですが、公立はこだて未来大学の先輩がハコレコで学生アルバイトをされていて話を聞き、募集が出ていなかった時期に自分から電話をかけて応募しました。
函館市の暮らしの魅力は、食や自然に恵まれていて、都会と田舎のちょうど中間のような暮らしやすさがあるところです。
アクティビティも豊富で、キャンプ場が近く、冬はスキーなどのウィンタースポーツも楽しめます。週末に自宅や近場で気軽にBBQをするなど、自然を身近に感じながら過ごせるのが魅力ですね。
子どもが生まれてからは、自分が育ったこの環境の中で、同じような体験をさせてあげたいという思いがより強くなりました。
首都圏の暑さや満員電車、人混みといったストレスもなく、かといって田舎すぎることもない。適度に都会で、ゆったりと暮らせるのが函館市の良さだと思います。
私は富山県出身で、大学進学をきっかけに函館市へ来ました。学生時代から地域団体に所属し、現在もOGとして地域の活動に参加しています。
活動を通して出会った大人の方々は、函館が大好きで、地域をより良くしたいという想いを持って活動している方が多かったです。
「函館で過ごす4年間で、学生にもこの街を好きになってほしい」と願う方も多く、そうした人たちと関わるうちに、私自身も函館を好きになり、この街で働きたいという気持ちが強くなりました。
函館市で働く魅力は、人とのつながりが強く、困ったときに気軽に相談できる仲間がいることです。
一人暮らしをしながら働いていますが、あたたかく支えてくれる人たちがいるので、安心して生活できます。
また、交通機関が充実しており、新幹線を利用すれば地元・富山にも帰りやすい点も、働きやすさのひとつだと感じています。

会社としては、引き続き地域の課題をWebで解決する「シビックテック」を行いながら、事業の拡大・拠点の拡大を図っていけたらと考えています。
現在、函館を本拠に札幌・青森に拠点を展開しております。
2023年6月に設立した青森拠点では、これまで函館市で取り組んできた事例をもとに、40の自治体を訪ねて活動を知ってもらう取り組みを進めています。
函館市で培った知見を青森にも活かし、地域の課題解決に向けた支援を行うことで、収益やデータの蓄積につなげ、各地域に合った形で取り組みを広げていく長期的な計画を描いています。
拠点拡大の目的は、拠点をただ増やすことではなく、「地域を良くしたい」という思いを持った人がその土地にいることが何より大切だと考えています。また、拠点シナジーが生まれることも重視しています。
函館の人は真面目で、地域愛を持っている方が多いので長く働いてくれると思います。そういった前提を持ち、採用戦略を組んで進出を計画していただけると、きっと良い結果が生まれると思います。
そのような企業が増えることで、地域全体の底上げにつながっていくはずです。
また、函館市に拠点を置く際には、仕事以外にも観光や暮らし、地域との交流などを楽しんでもらえたら一層嬉しいです。
そういった取り組みが増えていくことで、地域に根づく産業が育っていくと考えています。
そして私自身も、もっと進出企業の方々とは交流していって相乗効果を生み出していきたいと考えております。
弊社オフィスの周辺に企業が増え、人が集まり、街がにぎわっていく未来を楽しみにしています。
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