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〒040-8666 北海道函館市東雲町4番13号
電話:0138-21-3307 AX:0138-27-0460
Email:yuchi@city.hakodate.hokkaido.jp

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常に未来に挑戦を続ける技術者集団 サンテクノ株式会社

インタビューに答えてくれた人

サンテクノ株式会社

取締役丹羽 厳一

丹羽 厳一

サンテクノ株式会社 取締役 函館R&Dセンター長の丹羽 厳一氏は、三重県津市出身。1998年にサンテクノ株式会社へ入社し、設計・製造・営業・管理と幅広い業務を経験しながら、現在は函館R&Dセンターの責任者を務めています。函館での生活については、「コンパクトな都市構造が魅力的です。特に温泉や新鮮な食材の豊富さを気に入っています」と語ります。地元の技術者育成や地域貢献に尽力しています。

丹羽 厳一

サンテクノ株式会社は、1986年に創業し、愛知県名古屋市を拠点とする総合産業設備メーカー「三友グループ」の一員として、設計・開発業務を主に手がける技術者集団です。航空・宇宙・防衛分野の試験装置設計・製作を中心に事業を展開しています。また、自社製品の開発やミャンマー人技術者の紹介など、さまざまな分野で事業を展開しています。
経営理念は、「絶え間ない技術力、人間力の向上で、顧客に貢献し、常に未来に挑戦を続けることにより、笑顔で夢を語る素晴らしい会社となり、社員の幸福を実現します。」です。この理念のもと、挑戦と成長を続けています。
初の県外拠点として2017年12月に函館R&Dセンターが開設。2022年9月には函館市桔梗町に新社屋が完成・移転しました。函館での産学官連携を活かし、食品用F値ロガー「函館三郎」などの開発にも取り組んでいます。
さらに、2025年5月には、ミャンマー人技術者2名を採用予定。海外人材の雇用には一定のハードルがあるとされていますが、実際に同センターで働いているミャンマー人技術者と交流することにより、地域に安心して受け入れられる環境を構築することを目指しています。

技術革新のみならず、地域活性化にも貢献しており、今後もさらなる発展を目指しています。そんなサンテクノ株式会社函館R&Dセンターの丹羽 厳一氏に「函館が持つビジネス拠点としての魅力」についてお話を伺いました。

函館市への進出を決めた理由についてお聞かせください。また、実際に進出してみてどのように感じましたか?

当社は愛知県名古屋市に本社を構えていますが、大手企業が多く、採用競争が激しい状況でした。また、東南海地震への備えやBCP(事業継続計画)の観点から、県外拠点の必要性を感じていました。
その中で函館市に注目したのは、函館高専や未来大学の優秀な理系学生の存在に加え、夏は涼しく、冬は雪が少なく、自然災害も少ないなど、企業活動に適した環境が整っていることです。
しかし、何よりの決め手は、市役所の皆様の温かい対応と協力体制でした。
実際に暮らしてみると、通勤が便利で温泉も身近にあり、非常に住みやすい街だと感じています。食材も新鮮で、特に野菜の美味しさには驚かされました。

函館三郎を開発するきっかけは何だったのでしょうか?

函館産業支援センターに入居していた際、工業技術センターの方々との交流を通じて、市内の食品加工会社が抱える課題を知り、後付け可能なHACCP対応データロギング装置『函館三郎』を開発することになりました。
そのきっかけは、実は工業技術センターと産業支援センターが同じ休憩スペースを共有していたことです。そこでよく雑談を交わし、その中で函館の食品企業が新しい規格に対応するのに困っているという話を耳にしました。この食品業界の規格に関する問題が地域の企業にとって大きな課題となっていることに気づき、その解決策を一緒に考えることになったのです。
当初、私たちのオフィスでは設計はできるものの、実際に製造する設備が整っていなかったため、工業技術センターの設備を利用することで、製品を完成させることができました。

この製品は、特に中小企業にとって信頼を得ることが難しい状況において、工業技術センターとの共同開発により、製品の信頼性と安心感を提供できたと感じています。
弊社の自社製品事業では、今後も函館に根付いた製品開発を進めていきます。地域の皆さんが抱える課題に対して、設計やモノづくりを通じてお役に立ちたいと考えており、地域密着型の企業として、地元のニーズに応じた製品を提供し続けることを目指しています。

函館R&Dセンターの今後の展望を教えてください。

函館R&Dセンターは、2022年に新社屋に移転し、設計から製造、試験まで一貫して対応できる体制を整えたことにより、函館での受注が広がり、毎年黒字を達成しています。
センターには現在、私を含む7名が在籍しており、私以外は全員が函館出身者で、Uターン組が多くを占めています。
2024年4月には、函館高専から新卒を採用しました。この新卒社員は「航空・宇宙関連事業に興味があり、地元に残って学んだことを生かしたい」という思いを持って活躍しています。
函館には優秀な学生が多いものの、地元で学んだスキルを活かせる企業が少なく、多くが道外へ流出しています。Uターン希望者も活躍の場が限られているのが現状です。しかし、地元で働きたい人材は多く、その受け皿となることで企業と地域双方に大きなメリットが生まれると考えています。
今後はさらに人員を増やし、最終的には20名、30名体制に拡大していきたいと考えています。そして、函館出身者を中心に、名古屋本社から分社化し、函館に根付いた企業を目指します。売上、利益、職場環境、給与など、どんなものでも良いので、函館で一番の企業を作りたいと考えています。

函館進出を検討する企業へのアドバイスをいただけますか。

函館市の支援を受け、産業支援センターの一室からスタートし、新社屋建設まで進むことができました。新社屋完成後は受注が増え、積極的な地元採用も順調に進んでいます。進出後も市のバックアップがあり、安心して事業に専念できる環境が整っています。
企業にとって、本社以外に拠点を設けるのは大きな決断です。しかし、社員が働きたい土地でやりがいのある仕事ができることは、大きな意義があります。そこで働く社員を第一に考えると、函館は最高の環境・最高の街です。売上や利益も重要ですが、「企業は人なり」。社員が幸せに働ければ、自然と業績も向上すると考えています。
ぜひ、積極的に地元採用を行い、良い職場環境を提供してください。それが、企業の成長につながるはずです。

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